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健康を考えたドッグフード選び!選び方は人間と同じ

更新日: 2021/06/30


ドッグフード

ドッグフード選びは重要

ドッグフードといっても安いものから高価なものまで様々に存在します。

根拠はなくても高価なものほど良い原料をつかっているから愛犬にもいいのかもと思ってしまいます。

しかし、現実には予想しているよりも大きな差が生じています。

そもそもドッグフードは、犬の食事を考えて作られたものですが、それを食べていれば栄養不足になることなく病気にならないというわけではありません。

メーカーによっては、コストを優先にして穀物量のかさ増し、安い肉(4Dミート)、人工添加物を大量に使用などのものがあり、愛犬の健康を考えたら安易に購入してはいけません。

実際に人間の食事でも健康に害のある添加物も使用されていて、健康志向の人は原材料を良く確認して、なるべく無添加のものを買うという行動をされている方も多いと思います。

いずれにしても長期に与えるものですがら、よく考えて選びたいですね。

※4Dミートとは「Dead(死んだ動物の肉)」、「Deseased(病気にかかった動物の肉)」、「Dying(死にかけの動物の肉)」、「Desabled(障害のある動物の肉)」のことです。人間が食べられないような部位を使用しています。

粗悪なドッグフードを与えていけない理由

粗悪=安いというわけではありませんが、安いのには仕組みがあるわけで、先に挙げた穀物量によるかさ増し、安い肉(4Dミート)、人工添加物を使用してコスト優先で生産していることがあります。

安く売ることだけに注目して健康被害のことは考えていないメーカーもあるようです。

このようなドッグフードを与え続ければ病気を発症する可能性が高くなることは容易に予想できます。

具体的には、

穀物量のかさ増し・・・穀物は麦や米などの炭水化物ですので糖質が高いものになります。愛犬を常に運動させて糖質をため込まなければ問題ありませんが、運動不足、または室内犬では運動量も少ないため糖質過多になり糖尿病にもつながり、多くの合併症を引き起こしてしまします。また、穀物の生産地によっては大量の農薬が使用されていることがあります。

安い肉(4Dミート)・・・病気だった動物に使用されていた薬剤の残留、臭いや腐敗を防ぐために大量の添加物を混入など考えただけでも身体に悪そうです。

人工添加物・・・賞味期限を延ばすために使われる酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキン、ソルビン酸カリウム)、防カビ剤は、愛犬の体に悪影響を与える可能性が高いです。美味しくみせるために使われる着色料や香料も、元は石油のため体に良いとは言えません。

これらのものを長期的に与えると病気の発症率は高くなるといえます。

日本アニマル倶楽部「犬・猫 死亡原因病気TOP10」によると犬の病気による死亡原因(2017年10月版)は、以下になっています。

  1. 成長期(1~6歳)
  2. がん(悪性腫瘍) 14.6%
  3. 消化器 8.5%
  4. 脳・神経 7.5%
  1. 犬初老期(7~10歳)
  2. がん(悪性腫瘍) 28.9%
  3. 循環器 17.2%
  4. 消化器 10.6%
  1. 犬老齢記(11~20歳)
  2. がん(悪性腫瘍) 23.8%
  3. 循環器 18.6%
  4. 腎・泌尿器 13.0%

これらから分かるように人間と同じくがんの死因が一番多いです。

がんは生活環境、食習慣により発症するとあり、食習慣の分野でいうと食品添加物(全てではない)、農薬などが原因であると研究から明らかになってきつつあります。

なるべく健康に悪いとされる材料を使用していないものが求められます。

原材料から見るドッグフード選びのポイント

  1. 穀物を多量に含まない
  2. 主原料が新鮮な肉や魚を使用している
  3. 原材料の安全性を表示している
  4. なるべく無添加

ドッグフードのメーカーによっては新鮮・安全を表記していることがあります。原料の品質を明確に表示されていると安心できます。

添加物のすべてが健康に悪影響を与えるわけではありませんが、ものによっては発がん性物質であったり、病気を引き起こす要因と考えられています。人間が摂取するときは、厚生労働省が使用基準(使用量の最大限度)を定めています。ということは、ある程度の毒性があることを示しています。

また、添加物には人工添加物と天然添加物があり、天然添加物の方が良いとされています。

以下に例をあげます。

  • 酸化防止剤
  • 防カビ剤
  • 発色剤
  • 着色料
  • 香料

愛犬の病気があれば獣医師に相談する

愛犬の状態によって安心できるドッグフードも考えざるおえません。

獣医師の指導の下、栄養管理をしてその内容にあったドッグフードを相談してみてください。

ただし、獣医師は栄養士ではありませんので、食べてはいけない食品を聞く程度にとどめ、飼い主さんが自らドッグフードを選定して獣医師に相談してみてください。なお、獣医師が栄養管理に秀でてドッグフードにも詳しければ、そのまま提案される通りでも大丈夫です。

高齢期の愛犬でも同様で若いころとは摂取する内容を考えた方が良い場合があります。

究極のドッグフードは手作り

愛犬の年齢や体質を考えて、原材料を吟味して安全な食材を栄養のバランスを考えながら愛犬に与えるというのが理想です。冷凍保存も可能ですので毎日作らないといけないわけではありません。

とはいえ、新鮮な原材料を仕入れることも難しいですし、働かれている方には調理方法を調べたり調理する時間がとれなかったりで難しいと思います。自分で作ることができない場合は質の良いドッグフード選びになります。

健康を考慮して作られたドッグフード

そこでなるべく安心できるドッグフードを選ぶことが大切です。

こちらで紹介しているものは欧州のものですが、添加物についての規制は日本よりも厳しく、ペット先進国というのもあり取り込みに力が入っています。

着色料、香料未使用のドッグフード
イギリス産『ナチュラルドッグフード』

グレインフリー(穀物不使用)のフリーズドライ
犬用プレミアムフリーズドライフード【モグキューブ】

シニア犬のドッグフード
イギリス生まれのシニア犬用ドッグフード『ピッコロ』

まとめ

愛犬の健康は食習慣が大変重要です。

年齢を重ねるごとにその差が表れて、大病にかかったり慢性的な持病を持ったりと愛犬の面倒をみることが大変になってしまいます。

そうならないように早い段階で食習慣を改めて健康的な犬生にしたいものですね。