足を使って猫を探す
ご自身で猫を探すときにポイントなる項目を説明していきます。猫を探すときに持っていく物、探す場所、探す時間帯、猫を見つけたときの対応などです。
猫の捕獲用道具を準備する
猫は外で興奮していたりすると、飼い主さんと直面しても逃げてしまうことがあります。
見つけたときは、むやみに捕まえようとせず、おやつで誘導したり、捕獲器を設置したりして、猫が出てくるまで待ちましょう。はやる気持ちを抑えることも必要です。
また、猫を捕獲する道具を持ち合わせていないと、逃げられる可能性が高いですから、猫を容易に捕まえられないと判断できたら、一旦家に戻って捕獲用の道具を持ってくるようにしてください。
- キャリーバッグか大きめのタオル、洗濯ネット
- 餌、おやつ
- 懐中電灯
探す場所
猫は狭いところを好み、日中はあまり姿を現せません。
隠れそうな場所をくまなく探すことになりますが、狭くて暗がりのところが多く見づらい場所となりますので、困難が予想されます。
暗がりでは懐中電灯を使用して、声がけをしながら猫の反応がないか確認してください。
家の中をもういちど確認
何度も探したところの付近に居たケースがありました。ここにはいないだろうと除外するのではなく、全体を見落とさないように気をつけましょう。
外で潜んでいそうなことろ
猫が潜んでいても、よくよく調べながら探さないと見落としてしまいます。忍び込みそうなポイントを覚えておくようにして、こまめに探しましょう。
潜んでいそうな場所を以下にあげます。
- 植え込み
- 家の下
- 下水溝
- 物置、小屋、納屋
- 林・森の茂み
- フェンスの中や隙間
- 車の下
- マンションの屋上
- 屋根の上
探す時間帯は夕方から夜間、早朝
猫は日中はあまり行動せず、夕方から夜間、また早朝に活発に行動する傾向があります。
外で探すときには、猫が行動する時間帯に合わせて探すようにすると効率が良いと思います。
猫を呼ぶときの注意点
飼い主さんの声に反応していた猫でも、大きな声で猫の名前を呼ぶなど、いつもと違うと猫が警戒してしまい反応がないときがあります。
名前を呼ぶときは、いつも呼んでいた大きさの声で呼びかけてください。
猫を見つけた時の対応
猫を見つけたときに慌てて捕まえようとすると逃げてしまいます。
まずは、慎重に餌やおやつなどで関心を引きつつ、ケージや捕獲器のところまで誘導させてください。全く反応がない場合は、無理に誘導させず、捕獲器を設置して猫が入るのを待ちましょう。
せっかく猫を見つけても逃してしまわないように、慌てず対処できるようにしたいですね。
自宅でできる対策
猫を探し回っても見つからないときには、帰巣本能で近くにいるときに家に戻ってこれるように対策します。
玄関を少し開けておく
猫が通れるくらいのスペースを確保して玄関を少し開けておきます。防犯ののため人が入らないように対策はしましょう。
玄関先にトイレ(砂)や餌を置く
近くに潜んでいるときに見慣れた物があると近づいてきます。トイレ(砂)は猫が使用していたものがあるとより良いです。また、野良猫が餌を食べに来ることもありますので、余裕があればカメラを設置して餌を食べているのが愛猫さんか確認できると良いです。
猫が迷子になったときに連絡するところ
猫が迷子になったときは警察、行政機関へ忘れず連絡しましょう。届出をしていないと保護されても連絡が来ることはありません。
警察署、交番への届出
猫は遺失物として扱われますので、警察署で落し物として管理しています。猫は管轄の保健所や動物愛護センターに移されますますので、猫がいなくなった当日もしくは翌日中には届出をしてください。
警察への連絡をどこにすればいいかわからないときは、警察相談専用電話「#9110」に電話して相談することができますので、そちらで届出先の情報を教えていただけます。
警察相談専用電話 #9110
保健所、動物愛護センターへの連絡
猫が保護された場合に一定期間保管されます。保管されて飼い主が見つからなかった場合、処分されますので絶対にその前に迎えにいってください。こちらも定期的に連絡してください。
厚生労働省のホームページで全国の保健所の連絡先が掲載されています。都道府県、市区町村のリンクから保健所の一覧が表示されますので、該当する市区町村の保健所に連絡してください。
清掃事務所(役所)への連絡
事故にあった動物を引き取る場所です。外を知らない猫だと車に轢かれる可能性も高くなってしまいます。事故に遭わないことを願うばかりですが、念のために連絡をしておきましょう。
ポスター、チラシでの情報入手
猫が自宅周辺にいるかどうか判断できない場合、早めにポスター掲示、チラシ配布を行って、遠方に行っていても情報を入手できるように対応してください。
遠方だけではなく、どこかのお宅で餌をもらって居付いてしまっていたら帰ってこれません。保護されていた場合、保護主さんがポスターを見て迷子だと気づいてもらえるかもしれません。
ポスターの作成と設置
猫の写真、特徴(猫の種類、色など)、飼い主への連絡先を記載したものを複数枚作成し設置します。
- 連絡先はいたずら対策として自宅の電話番号を載せないようにして携帯電話の番号を記載することをおすすめします。
- できるだけ人目に目立つ場所に設置しましょう。例 学校、病院、お店など
- 隣町で保護されるケースもありますので、遠方にも設置しましょう。
- 設置をする場合は、必ず敷地の持ち主に許可をもらってからにしましょう。
インターネットでの猫の探し方
インターネット上でも迷子猫、保護猫の情報が飛び交っています。今の時代はインターネットも活用して探すことが重要です。
猫の迷子掲示板サイトへの登録
当サイトはこちらから登録できます。> 迷子猫を登録
まずは登録して情報を待ちましょう。登録する際は、メールアドレスはなるべくフリーのもので登録しましょう。サイトは複数登録して、猫が戻ってきたら忘れずに登録したサイトへ見つかった旨報告しましょう。
SNSの活用
TwitterやFacebookなどのSNSに頻繁に迷子・保護情報が飛び交っています。使い方がわからない場合は知人にお願いしてみましょう。(当サイトはSNSに対応していますので、登録した掲示板で定期的に情報拡散することが可能です。)
猫の保護掲示板サイトで探す
当サイトはこちらから探すことができます。> 迷子猫・保護猫の掲示板
猫を保護してくださった方が飼い主さんを捜すために掲示板に登録されることがあります。迷子掲示板で情報を待ちつつ、定期的に保護掲示板をチェックしてみてください。
里親募集サイト
保護された方が、里親を募集しているサイトへだされる場合があります。
警察庁 都道府県警察における遺失物の公表ページ
> 警察庁都道府県警察における遺失物の公表ページ
※全ての猫が掲載されていないことがありますので、探している猫がいなくても問い合わせてください。
環境省ホームページの収容動物情報
収容動物の情報を掲載している自治体の保護情報を確認することができます。都道府県や市のリンクから自治体のホームページで保護されている迷子猫を見ることができます。
地域情報から猫を探す
周辺のお宅にお声がけして猫を見つけたら連絡をもらうようにしましょう。
新聞、フリーペーパーに迷子情報を掲載している場合がありますのでお願いしてみましょう。
ラジオでも迷子情報を放送しているところがあります。
施設によっては、猫を保護して貼り紙でお知らせをしていることもあります。インターネットに公開していないところもありますので、直接問い合わせをして確認をしましょう。
- ペットショップ
- ペット保護センター
- 動物病院
- ホームセンター
- 保健所
- 役所
- 動物園
- 自治体
- 公共機関(鉄道、郵便局、学校など)